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世界最強のサーカスエンターテインメント集団、シルク・ドゥ・ソレイユ コロナによる破産申請

世界最強のサーカスエンターテインメント集団、シルク・ドゥ・ソレイユ コロナによる破産申請

※画像はキュリオス。日本に来た一番新しいシルク・ドゥ・ソレイユ公演である。

 

世界最強のエンターテインメント集団、シルク・ドゥ・ソレイユが破産申請を行った。

原因はコロナによる、興行収入減のためである。

突然の知らせ

2020年6月30日7:39に突然古い知人たちからラインが。

 

「シルク・ドゥ・ソレイユが破産したね。。お前の楽しみがひとつ減ったね。」

「シルク・ドゥ・ソレイユ破産!体調大丈夫?

 

ニュースとかで見るよりも早く、高速で心配してくれる周りの友人に囲まれていて幸せです。

いや、たしかにシルクドゥ・ソレイユはこの世で一番好きだけど、僕の会社じゃないですよ。ただのサーカス好きのサラリーマンです。

 

 

 

このサイトに訪れている人には、説明不要かと思うが、シルク・ドゥ・ソレイユはいわゆる移動型サーカスを中心とした、世界最大規模のサーカス集団

 

そのシルク・ドゥ・ソレイユが、コロナの影響による公演停止で、95%の従業員にあたる4,700人の解雇をしたのは記憶に新しいが、今度は破産申請を行った。

理由としては、「退職手当や失業者支援を最大限受けられるようにするため」としています。

 

非常にショックなニュースではあるが、世界で5,000人の従業員を抱える企業であるため、判断自体は賢明だったのかもしれない。

未来を考える上で、こういったエンターテインメントにおける大企業はどう行動すべきなのか。

同じく従業員数6,000人を抱える日本の多くのお笑い芸人の所属する吉本興業は?

ちなみに、日本のお笑い芸人が多く所属する吉本興業も6,000人の従業員を抱える。

その吉本の動きは早かった。

 

彼らはもともと劇場を中心に展開していたため、シルク・ドゥ・ソレイユ同様、コロナによる被害も甚大である。

そこで、彼らは純喫茶よしもと、スナック吉本、といういわゆる“オンライン飲み会”イベントを早々に開始した。

※芸人と飲み会ができて、参加者は7人程度に絞られている。純喫茶はアルコールなし。芸人によって参加費用は当然違う。

※スナック吉本は、吉本芸人と事務所の取り分比率は 7:3 ※純喫茶吉本は8:2 Webサイトの手数料を除く

 

このレベルの大企業がこの速度で動いたことに関しては驚きである。

もともと彼らはクラウドファウンディングのシルクハットという取り組みも行っていた、というのも背景にはあるのだが、異例のスピードでの行動だ。

しかし、こういったコロナ規模の危機にも柔軟に対応できる、というのはこれからのどの企業でも必須であるようにも見える。

エンターテインメントはお客さんに届けないと意味がないため、技術や演出を伸ばす以外にも、「売り方」自体が問われる時代になったように強く思う。

これからシルク・ドゥ・ソレイユはどうなる?見られなくなる?世界での公演再開はいつ?

破産すると、シルク・ドゥ・ソレイユが完全に見られなくなるのか?

再生に向けて新たな資本投下が行われるため、大丈夫だと願いたい。

が、少なからずこの業界を目指す人が減るのも事実だろう。

そうすると結果的に見せてくれる技のレベルが少しトーンダウンする可能性もある。

コロナによる集客が見込まれない以上、仮にすべての経営問題が片付いたとしても、世界での公演再開も少なくとも半年、1年近くはないだろう。

しかしながらきっとシルクドゥソレイユがまた世界を回る日は来ると思います。

コロナによる危機、今後シルク・ドゥ・ソレイユはどうするべき?

果たしてシルク・ドゥ・ソレイユが今回コロナ下で動いた取り組みはどうだったのだろうか。

・世界全公演停止

・シルク・ドゥ・ソレイユ公式チャンネルにてYoutubeにて過去公演を放送

・従業員の解雇

が、今回行った取り組みかと思う。※他にもあるかと思いますが。

 

個人的には、すごい簡単な取り組みで目新しいことでは全く無いが、シルク・ドゥ・ソレイユ規模であれば

・チケットの前売り予約(クラウドファウンディングによる)

・オンラインイベントで自宅から体を動かすコツ教室

・オンラインイベントで自宅でできるサーカス

 

まあ、完全に素人考えですが。

シルク規模にもなると、こういった取り組みでは焼け石に水だったのだろうか?

チケット前売りは自分は10年先くらいまで買っちゃいそうですが。。

こういう熱狂的なファンは世界規模でいるので、何らかのジタバタした動きをしてもよかったのでは、と思います。

 

ただ当然コロナ渦でクラウドファウンディング自体がレッドオーシャンだし、ただの寄付では世間の反感を買う可能性は大いにあるので、ブランドというものが邪魔することもあるんでしょう。

それでも!リターンが「2025年公演時に舞台に上がれるチケット」とか、「写真が一緒に撮れる」、とかでもファンは喜ぶ気もします。

 

どちらにせよ普段の公演時における、1回きりのショット売上のみではこれくらいの規模になると、今後の対策も行っていかないと不安定な状態であることは事実だと思います。

 

 

ペストのときサーカスってどうなってたんだろう。

今後調べてみたいと思います。

 

 

これからシルク・ドゥ・ソレイユを含めた多くのエンターテインメント業界は、公演収入や、グッズ収入以外にも、新たな収入基盤を築くことが求められると思います。

シルク・ドゥ・ソレイユとオンラインの掛け算なんて最高に面白いと思うし、他にもこの”制限された中”で新しい展開を期待したい。

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