アドラー
アルフレッド・アドラー
オーストリア出身。
裕福なユダヤ人家庭に生まれた。
元々、病気がちだった彼は健康な兄に劣等感を抱きながら育った。
1870年-1937年
私も『嫌われる勇気』を読むまで彼については全く知りませんでした。
なんとなく、名前の響きからはアドルフ・ヒトラーと似ている程度にしかとらえてなかった自分が恥ずかしい。。
今回アドラーについて描こうと思った理由は次のエピソードを見たからです。
アドラー自身もずっと劣等感を持っていたが、あるとき、サーカスの大道芸人を見て、
劣等感を克服して物事を成している
という人がほとんどではないか、ということに気が付く。
アドラーの考え
実践の心理学とも表現される。
彼の考え方で最も印象的な表現は
コンプレックスも本人の意思で決めているものである
という考え方である。
もっと極端にアドラーが尖っているのは、
コンプレックスは本人自身が必要としているもの
と表現している点。
可能性の中に生きていたい人間心理を的確に突いてきます。
彼の言葉はパッと見ネガティブに見えるが、実はポジティブの極みであるということが異常に刺さる点。
哲学者の中でも異質だと思いますね。
過去に起きた出来事は何をしても変わらないが、解釈を変えることはできる。
解釈を変えることによって現在・未来は変えられるものである。
大切なのは何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかだ
私に与えられているものは、ひたすら超人たちに憧れ、羨ましく思っていた劣等感。
自分には何もできないと決めつけていた戒め。
世の中の超人たちも決して最初から恵まれていた存在ばかりではない、というのは一番わかっていたつもりでしたが、そこをガツンと殴られる一冊。
これから超人の世界へ踏み出したい人へ、色んな方面の超人がいるということを今後もイベントやパフォーマンスを通じてたくさん紹介していきたいと思います。