Red Bull Air raceとは?
Red Bullが主催している飛行機レース。
2003年より開催。
タイムアタックのトーナメントで戦います。
プロペラ機で戦うリアル「紅の豚」。
参加している選手は空軍のパイロットなどが多い。
日本で開催されるようになったのは2015年から。
Red Bull Air Race 2005年
10人のパイロットが参戦。
全7戦。
開催地はアメリカ、イギリス、ヨーロッパ。
初代王者:マイク・マンゴールド 36ポイント ※元米空軍パイロット
2位:ピーター・ベネゼイ 32ポイント
3位:カービー・チャンブリス 21ポイント
Red Bull Air Race 2009年
初参加の国が追加。
アジアから室屋、カナダ:ピートマクロード、オーストラリア:マットホール、マティアスドルダラー。
王者:ポールボノム 67ポイント
Red Bull Air Race 2009年 室屋選手の結果
14位/15人中
Red Bull Air Race 2010年
王者:ポールボノム
Red Bull Air Race 2011年~2013年
未開催
Red Bull Air Race 2014年
マスタークラスの選手育成のためにChallenger cupが導入。
Red Bull Air Race 2015 日本人参加選手
日本人の参加選手は室屋義秀。
2009年 レッドブルエアレースに参戦。
アジア選手としてもレース初参戦。
Team Falken所属。
1973年1月27日生まれ。
室屋義秀選手も好きな映画は「紅の豚」らしいですね。
私もジブリ映画の中で最も好きなのは紅の豚です。
子供のころはよくわからなかったけど、大人になってから見るとめっちゃいいですよ!
こんないい映画だったんだと目から鱗でした。
レースではなく、アクロバット飛行をする競技。
フィギュアスケートのような採点方法で、審判が基本的に10人。
飛行の美しさを競うスポーツ。
そのため、1回転や、3/4回転など厳密に決まっており、それを間違うと点数が0になってしまうほど。
基本的に空での飛行で方向がわからなくなってしまうため、飛ぶ前に景色を記憶するそうです。
室屋選手の生い立ち
昔はガンダム好き。
ガンダムのパイロットに憧れ飛行機に興味を持つように。
旅客機のパイロットではなく、紅の豚のような生活に憧れ、エアロバティックスの競技に。
日本では練習ができなかったため、アメリカで練習。
当時はフリーターで1年のうちの11か月間をバイトに費やし、年間300万程貯金し、残りの1か月で海外で飛行の練習に。
掛け持ちで1か月500時間くらい働いていたらしいです。
30歳で中古で飛行機を購入。
スホーイ31というロシア製の機体。
スホーイ31は室屋選手が22歳に但馬で見たエアロバティックス競技世界王者のユルギス・カイリスが乗っていたもの。
飛行機はローンを組めないため、借金をしてキャッシュで購入したそうです。
Red Bull Air Raceルール
ルールがわからなくても迫力だけで楽しめますが、基本的には2日間の日程で戦います。
1日目は予選で2本飛び、早いタイムが採用され、
早いタイムの選手と遅いタイムの選手が戦うトーナメント。
2日目では1本勝負。
とトーナメント戦で勝ち上がっていきます。
このあたりは甲子園と同じで過去の実績関係なく、どんでん返しがあり、非常に盛り上がる。
細かいルールは公式サイトにあるが、
- ■370㎞を超えると失格
- ■パイロンヒットすると+3秒
- ■10G以上負荷がかかると失格
- ■パイロンに対して、入射角度が5度?以上あがるとペナルティで秒数追加
これだけ覚えていればだいたい楽しめます。
過去の結果
Red bull air race 2015 結果
室屋選手が最高記録を出したがルール違反により失格。
Red bull air race 2016 結果
室屋義秀が日本人初優勝。
Red bull air race 2017 結果
室屋義秀が幕張大会2連覇、エアレース2戦連続で優勝。総合順位も1位タイに。
※記事を書いた後日、年間総合優勝を日本人で初めてしました。
会場/チケット
会場はまるで紅の豚の世界。
砂浜に集まってる人や、船から見ている人で合計5,6万人くらい来る模様。
セレブの遊び感満載。
一番高い席は35万ですが、一般チケットは15,000円前後です。
開催期間中の近くの駐車場は一杯に。
※徒歩10分以上離れた駐車場なら余裕あり。
現実を忘れさせてくれる世界観。
砂浜の上なので結構体力は削られます。水分補給は余裕をもってしましょう。
長時間立ちっぱなしなので覚悟が必要。