レッドブルエアレース2019千葉行ってきました。
最後のレッドブルエアレース2019千葉は波乱の幕開け。
台風の接近により、当初開始時間の13時→10時に変更になる。
当日の夜から台風の予報。午前中は雲行きは怪しいが、何とか持ちそうな天気に。
それでも浜幕張駅から人波がものすごい。
今回は自分、相方、コバヤシさん夫妻、コバヤシさんの子供、友人家族3名の合計8人の大所帯で参加。
チケットは全部私が購入していたので、9時半に海浜幕張駅に集合し、会場に向かう予定に。
時間通りに5人集まったのだが、一向にコバヤシさんが来ず。
コバヤシさん
「子供の準備があるので、ちょっと遅れて10時半くらいにいきます。」
とLineが。
開始時間ギリギリだったので、いったん5人で会場に向かう。
千葉のエアレースは入り口から競技場所まで15分近く歩く。
当日の気温は30度近くあったのでなかなかつらい。
到着すると1戦目から室屋選手とベン・マーフィ選手との試合開始。
結果は何と室屋選手の0.015秒差で室屋選手は敗退。。。
エアレースの世界は時速370㎞程で進むので、1秒の差は約102m。
それでも0.015秒差というのは1mくらいの差。
本当のタッチの差とはこのことだが、まさかの敗北。
どよめく会場。。
最悪敗者復活があるので、期待しましょう。。
この時点で、
コバヤシさん
「到着した!どこにいる?」
コバヤシさんのチケット分も持っていたのは自分だったので、会場入口まで迎えにいくことに。
往復で30分程度かけて競技会場に戻り、ようやく8名揃う。
しかし、競技会場に戻ってみると、無言で落ち込んでいる相方が。
Hoku「どうしたの?」
相方「台風接近の関係で、会社から動員(呼び出し)かかった」
相方は公務員なので、台風の日の避難所開設で急遽仕事に行くことになったとのこと。
以前からエアレースを楽しみにしていた分、かなり落ち込んでいたので、会場入り口まで相方を送っていく。
この時点で3回目の入り口往復に。
台風のため、もともと予定されていなかったFMXの公演も11時半ごろから開始されていた。
盛り上がるFMXを横目に、もう一度エアレース競技会場へ向かうことに。
なかなか文字では伝わりづらいが、この時点で気温は約30度。
最初の試合以外見れずにさっきから合計で1時間半近く歩いている気がする。
しかも足場は砂浜。なかなかにつらい。
競技会場に戻ると、室屋選手がファステストルーザーとして、敗者復活でRound of 8に勝ち残りが決定!
レッドブルエアレースは14名でトーナメント式。
勝者7名に対して、最高タイムを出した敗者復活枠(ファステストルーザー)があり、その枠でなんと室屋選手が復活。
しかも、暫定2019年1位のマルティンソンカがまさかの敗退。
この時点で年間王者を争う相手はマットホール選手と室屋選手の一騎打ちに。
コバヤシさん
「子供(1歳)が飛行機のエンジン音怖いみたいだし、暑いのも限界だから先にあがりますわ!おつかれさま!」
コバヤシさん夫婦(3名)もこの時点で帰宅。
この時点で私と友人家族3名の4人に。
通例はサイドアクトを挟んだりして競技の進むペースもゆっくりなのだが、台風が近づいている兼ね合いで競技ペースも早め。
Round of 8でも室屋選手は順調に勝ち進む。
年間暫定2位のマットホール選手も勝ち進み、年間暫定3位の室屋選手との決着は決勝までもつれ込むことになった。
この時点で友人家族の娘さん(9歳)が暑さでダウンし、友人家族3名も帰宅することに。
8名-1名-3名-3名 =1名
8人で最初は来たのですが、最終ラウンドはまさかのソロ活動。
Final4は
・室屋義秀
・ピート・マクロード
・カービー・チャンブリス
・マット・ホール
で争う。
室屋選手の過去の千葉の戦績はものすごく、優勝かオーバーGのいずれかで、抜群の安定力を魅せる。
室屋選手が58秒を叩き出して、ほかの選手の結果を待つことに。
ピートマクロードはパイロンヒット。(+3秒のペナルティ)
台風の影響で風も非常に強かったことも少なからずあったのかもしれないが、珍しい光景ではあった。
結果は1分4秒。
カービーチャンブリスは過去90戦レッドブルエアレース参戦と、超ベテランの59歳。
2004年、2006年、2008年の王者ではあるが、最近は優勝争いから遠ざかっていた。
そんな彼が最後の大会でFinal 4に残るのは感慨深い。
結果は59秒601。
最後はマットホール。
彼自身はまだ一度も年間王者になったことはなく、年間王者になるための条件は3位以内に入ること。
彼自身も並々ならぬ思いがあったはず。
タイムは1分0秒52となり、千葉大会優勝は室屋。
年間総合王者は初めてマットホールが獲得。
今までマットホールは年間2位までは取りつつも、1位は惜しくも逃してきました。
最後の大会で1位になることができたマットホールのフライトも見事なものでした。
しかしそれ以上に、一度はRound of 14で負けた室屋が逆転優勝で、かつ室屋が初めて1位を飾った日本で、さらに最終戦で1位を取ることができたことには本当に驚きました。
過去にレッドブルエアレースは2011年から2013年の間も中止されました。
今回の大会中止というのも、人気の低迷から、ということでしたが、最後のフライトを一目見ようと押し掛けた人たちの数は計り知れない数でした。
きっと、いつかまた千葉の空を飛ぶ光景が見れると思っています。
大会を盛り上げてくれたすべての選手、すべてのスタッフや観客の皆さんに深く感謝し、またいつか一緒に見れる日を楽しみにしています。