上海雑技団とは?
多くの人が名前だけは聞いたことがあると思います。
テレビのオールスター感謝祭等でも出ていた記憶が。
趣味で年間50公演エンタメイベントに行く私が上海雑技団を実際に観てきた感想を記載します。
人間の限界に挑んだ、主に身体能力を活かした超人技サーカスグループ。
簡単な道具は使うものの、動物などはシルクドゥソレイユ同様基本的に出ません。
上海雑技団はいわずもがな、
- 超人的なアクロバット
- 超人的なジャグリング
- 超人的なバランス
とにかく「人間の限界ってあるの?」と思う演技ばかり。
シルクドゥソレイユ 上海雑技団 木下大サーカスなどの違いについて
個人的な見解ですが、
こんなイメージ。
サーカスでもいろいろと特徴がありますが、手ごろなお値段でシルクドゥソレイユクラスの技が見られるという意味ではかなりオススメです。
シルクドゥソレイユや、ダークシルクでも上海雑技団の技がもとになっているものも多くある歴史が長い団体。
上海雑技団見てきました。/感想
昔大阪で公演をやっているときに観に行きました。
一緒に行ったのは友人のハジメくん。
ハジメくんは身長180㎝以上あり、高身長、イケメン、性格良し、スポーツ万能という好青年。
唯一の欠点は仕事のやる気が全くない点。。
座っているだけでも目立つため、観客席からランダムで壇上に人が選ばれる演目で見事連れていかれるハジメくん。
上海雑技団の人は当然日本語ではないため、まずハジメの腕を引っ張り壇上に連れていく。
何もわからないハジメはあたふたしながら団員に言われるがままに壇上で両手両足を木の板に縛られる。
これから行われるのは10m離れた場所からの“ナイフ投げ”の演目のようだ。
標的は両手・両足を縛られたハジメの頭の上に置かれた風船。
まずはナイフの試し投げで切れ味を確認。
団員はわざと手元を狂わせて危ないような演技をしてくれる。
ハジメの顔は当然青ざめている。
ハジメがあまりにキョドキョドしているので、中国語だが、ジェスチャーで要は“危ないから絶対に動くな”という風に伝える上海雑技団の団員さん。
それでも動くので、見かねた団員がハジメの頭に布をかぶせ視界を封じる。
さらに暴れるため、ハジメの腕と足を抑える団員がもう一人つく。
ナイフを投げる団員が10m離れた場所にスタンバイ。
そして、「3,2,1」の掛け声の後に、ナイフを投げる!
……と見せかけて当然さすがにナイフは投げず、ハジメの腕と足を抑えているもう一人の団員が頭の上の風船を割る。
大きくパン!と響きわたる音。
会場は笑いと拍手。
ハジメは布を被せられていたため、真相を知らず、本当にナイフを投げられたものだと思っていました。
そのため、壇上から降りる際に若干英雄ぶって、隣の席に戻ってきたときに、拍手も相まって俺とハイタッチを交わすハジメ。
その手は汗でベトベトでした。
ちなみにハジメくんは最後のフィナーレでも別の女性団員に壇上に呼ばれ、ダンスをする演目に呼ばれるという事態に。
完全に他の観客から見ると、ハジメくんは完全にサクラに見えたでしょう。
~1年後~
ハジメ「そういや、昔上海雑技団観に行ったんやけど、そのときナイフ投げの演目で呼ばれて」
同僚「へー、すげーな」
ハジメ「ナイフ投げられて本当に死ぬかと思った」
Hoku「あー、アレちなみにナイフ投げられてないよ」
ハジメ「えっ!?」
種明かしをする俺。
ハジメ「そうなんや。。」
Hoku「会場の空気でわかるかと思った」
ハジメ「すごいカッコ悪いなー」
同僚「……怒らないハジメもハジメやけど、1年も真実言わないってお前は悪魔か」